Interview
回復期リハビリ病棟勤務看護師
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他業種から看護の道へ
建設業界で現場監督をしていましたが、38歳で看護師を志し、准看・正看と資格を取得。急性期を経て回復期の看護がしたくなり、今の病院へ転職。気づけば10年になります。 -
チームワークで支える
チーム制は取らず、全スタッフが患者さんの情報を共有。
忙しいときは自然に助け合える体制ができています。残業も少なく、働きやすい風土です。 -
実践で学べる環境
中途入職が多く、教育は実践重視。入退院まで一貫して関われるので、日々の業務 から多くを学べます。リハビリや認知症対応など、実体験がそのまま力になります。 -
主任としての想い
現場に立ちつつリーダー業務も担当。「こう動けばいい」と思ってもらえるよう姿 勢で示すのが理想。曖昧な返答はせず、丁寧に向き合うことを大切にしています。 -
自分のペースで成長したい方へ
制度は発展途上ですが、その分、声が届きやすく、働き方の幅も広がります。患者 さんとじっくり関わりたい方、自分らしく成長したい方にとって、きっと働きやすい 職場です。

精神科病棟勤務看護師
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“寄り添う力”を礎に、精神科急性期の最前線で
精神と身体をまるごと看る、合併病棟の強み
私は精神疾患と内科疾患を併せ持つ患者さんを多く担当しています。特に高齢の方では、精神的な症状と身体的な症状が密接に関係していることが多く、一方だけを見るのでは不十分です。“人全体を看る”という視点が求められる現場です。 -
“聴く姿勢”が、信頼関係の第一歩
精神科看護で最も重要なのは「話を聞く力」だと考えています。言葉だけでなく、沈黙や表情の変化にも丁寧に向き合うことで、患者さんとの信頼が育まれていきます。特に急性期では意思疎通が難しい場面も多く、「この人なら話せる」と思ってもらえる存在であることが、看護の出発点になります -
踏み込まず“引く勇気”も、看護のひとつ
興奮状態の患者さんに対しては、時に“あえて近づかない”判断が求められます。
全てを一人で抱え込まず、複数名で安全に対応するというチームの連携が重要です。スタッフが「関わりたい」という気持ちを持ちつつ、冷静な判断ができるよう育てていくのも、私の大切な役割です。 -
「あなたに話せてよかった」その一言が、看護の証
精神科では、患者さんの心に触れるには時間がかかります。その中で「話せてよかった」と言われた瞬間、自分の看護に間違いはなかったと確信できます。これは、技術では得られない信頼関係の賜物です。
