Interview
障害者病棟勤務看護師
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慢性期ならではの、寄り添う看護
2階病棟で、長期入院されている患者さんを中心にケアをしています。
体位交換や吸引、バイタルチェックなど、基本的なケアを一人ひとりの状態に合わせて丁寧に行う毎日です。急性期のような慌ただしさはありませんが、その分、じっくり向き合えるのがこの仕事の魅力だと感じています。 -
小さな変化を見逃さない
慢性期の看護では、表情や仕草などちょっとした変化に気づくことがとても大切。
言葉での訴えが難しい方も多いので、日々の観察を通して「昨日と少し違うな」と感じたらすぐに医師やご家族に報告しています。その一言が、ご家族の安心にもつながります。 -
多職種で支える安心のケア
リハビリスタッフや看護補助者さんと協力しながら、患者さんにとって負担の少ないケアを工夫しています。「こうした方が動きやすいかもね」といった声かけや共有がしやすい、あたたかなチームです。 -
やりがいは「そっと支える」こと
慢性期病棟は、患者さんのそばで穏やかな時間を一緒に過ごせる場所。「その人らしく生きる」ことを支える看護ができることに、大きなやりがいを感じています。
精神療養病棟勤務看護師
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「その先の生活」への伴走者
長期入院される方が多い慢性期病棟では、「この方がどうすれば自分らしく過ごせるか」を一緒に考える姿勢が欠かせません。ただ看るのではなく、“その先”の生活に目を向けることが、慢性期における看護の本質です。 -
チーム医療の要として
看護部は、医師・看護補助者・リハビリスタッフなどと密に連携し、チーム全体の情報共有をリードする立場でもあります。申し送りや日常の声かけを通じて、ひとりの患者さんを多職種で支える風土が根付いています。 -
家族との橋渡しも看護の一環
精神疾患を抱える患者さんのご家族は、距離を置きがちになることもあります。
だからこそ、看護師が現在の様子を丁寧に伝えることで、ご家族との「つながり」を保ち、安心を届けることも大切な役割のひとつです。 -
意思を尊重する「共に考える看護」
精神科では、ご本人の意思が見えにくい場面もありますが、「本当にこれでいいのか？」と立ち止まる視点を忘れず、患者さんと一緒に答えを探すこと。それが慢性期における看護の土台だと感じています。 -
今と未来をつなぐ「架け橋」として
慢性期の現場では、ゆっくりと、でも確実に人と向き合う看護が求められます。
看護部は、患者さんの“今”と“これから”をつなぐ架け橋となりながら、寄り添う看護を日々積み重ねています。
