放射線科
心臓検査対応型64スライスX線CT 装置
BrillianceCT 64 (フィリップス社製)
©2016 Koninklijke Philips N.V.
X 線CT装置で心臓を画像化するという試みは以前からありましたが、検査のためには息止め時間が最短でも40秒と非常に長く、患者さまに大きな負担を与えていました。当院に導入されております高性能CT装置は、世界で初めて心臓の検査を7~10秒の息止め時間で可能にした装置ですので、患者さまの負担を大幅に軽減することが可能です。また立体像(3次元画像)として撮影部を360度自由な方向から観察することが可能です。
この高性能X線CTを使用することにより、従来の画像診断装置では困難であった無症状の心血管の狭窄(きょうさく・せまくなっている)を早期に発見したり、カテーテル治療(細い管を体内に挿入し、その先端を風船状に膨らませて心血管の狭窄部分を広げたりする治療)のフォローアップ検査装置として期待されています。
心臓3次元画像(CT) | 心臓3次元画像(CT) | 左冠状動脈 心血管解析(CT) |
オールデジタル心血管X線撮影装置
Innova IGS520 (GE社製)
血管撮影とは、体のさまざまな部位の血管の形や血液の流れを観察したり、必要に応じ診断、治療を目的とする検査です。
当院では、最新鋭のオールデジタル血管撮影装置(米国GE社製Innova IGS520)を設置しています。従来アナログ映像技術を用いていたX線撮影技術にフラットパネルディテクタ(半導体検出器)を導入することにより、完全なデジタル化を実現。微細な血管病変を高品位にかつ低X線量で撮影することを可能にした装置です。
心臓血管(左冠動脈) | 心臓血管(右冠動脈) | 心臓(左心室) |
骨塩定量(骨密度)測定検査
DCS-600EXV (アロカ社製)
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の密度が減少してもろく折れやすくなる病気です。骨密度は30~40歳代で最大になり、それ以降は年齢とともに減少していきます。また70歳を超えた女性の過半数以上は骨粗鬆症の危険があるとされています。
当院では腕の骨密度を測定する(DXA法)検査を実施しており、約5分で判定が可能です。